伊藤かずえさんといえば、80年代から90年代にかけて、大活躍した女優として知られています。
若い頃から多彩な役柄をこなし、その演技力と、魅力で多くのファンを魅了してきました。
今回は、伊藤かずえさんの若い頃に焦点を当て、デビューから大ブレイクまでの軌跡を、詳しく解説していきます。
彼女の輝かしいキャリアの始まりや、当時の人気ぶりを振り返りながら、伊藤かずえさんの魅力に迫ってみましょう。
伊藤かずえの若い頃のデビューと初期の活動

伊藤かずえさんは、1966年生まれの女優です。
彼女の芸能界デビューは、驚くほど早い時期に始まりました。
わずか10歳で、1978年の映画『花街の母』に出演し、女優としてのキャリアをスタートさせたのです。
このデビューのきっかけは、実は伊藤さんの母親にありました。
内気だった伊藤さんの性格を変えるため、母親の勧めで東映児童研修所に入所したことが、芸能界への第一歩となったのです。
デビュー後、伊藤さんは着実にキャリアを積み重ねていきます。
中学時代には、人気時代劇『江戸を斬る』にゲスト出演し、さらには『水戸黄門』(第12部)にレギュラー出演を果たしました。
これらの経験が、後の大ブレイクにつながる重要な礎となったのです。
1981年、伊藤さんの才能が大きく認められる出来事がありました。
映画『燃える勇者』のオーディションで、約2万人もの応募者の中から選ばれ、真田広之さんとW主演を務めたのです。
この抜擢は、芸能界で大きな話題となり、伊藤さんの名前を一気に広めることとなりました。
不良少女役で大ブレイク!伊藤かずえの代表作と活躍

伊藤かずえさんの芸能界での大きな転機となったのは、1984年の大映ドラマ『不良少女とよばれて』でした。
このドラマで伊藤さんは、不良少女・剃刀マコ役を演じ、その演技力と魅力で視聴者を虜にしたのです。
実は、このドラマのオーディションでは、伊藤さんは主人公役ではなく敵役に選ばれました。
しかし、ドラマ自体が大ヒットし、伊藤さんの演技が高く評価されたことで、彼女の名前は一躍、世間に知れ渡ることになったのです。
『不良少女とよばれて』での成功を受け、伊藤さんの活躍の場はさらに広がっていきます。
1985年には『ポニーテールはふり向かない』で初主演を果たし、ドラマー役に挑戦しました。
この作品では、ドラムの練習に励み、完璧な演技を披露。さらに、ドラムスティックを武器にヤクザと格闘するシーンも話題を呼びました。
その後も、『スクール☆ウォーズ』『乳姉妹』などの大映ドラマに出演し、幅広い役柄をこなしていきます。
1997年からは人気シリーズ『ナースのお仕事』(大島冴子役)にも出演し、90年代後半まで第一線で活躍を続けました。
若い頃の伊藤かずえを彩る印象的なエピソード

伊藤かずえさんの若い頃には、興味深いエピソードがたくさんあります。
その中でも特に印象的なものをいくつかご紹介しましょう。
まず、デビュー当時の給料に関するエピソードです。
伊藤さんの給料は月6~7万円程度と極めて低く、共演者からも「それはおかしい」と指摘されるほどでした。
このとき、同じドラマで共演した堀ちえみさんが「私がホリプロを紹介する!」と業界に働きかけ、伊藤さんは20歳過ぎで所属事務所をホリプロに移籍しました。
移籍後は収入が飛躍的に上がり、伊藤さんは「堀ちえみさんのおかげでここまで来れた」と感謝の言葉を述べています。
次に、伊藤さんの酒豪ぶりに関するエピソードです。
バラエティ番組『ダウンタウンDX』では、共演者の松村雄基さんが、伊藤さんの驚異的な飲酒能力を暴露しました。
2日連続の飲み会で皆が潰れる中、伊藤さんだけがシラフ状態だったというのです。
このエピソードから、仲間内で「伊藤ワクエ(”ザル”を超えた飲みっぷり)」と呼ばれるようになったそうです。
最後に、伊藤さんの趣味である洋裁や、手芸に関するエピソードをご紹介します。
かつて『笑っていいとも!』に出演した際は、自作の服を着て登場し話題になりました。
また、2014年放送の『有吉反省会』では「シュシュ作り」にハマっていることを明かし、24時間で大量のシュシュを作るという罰ゲームに挑戦。
番組内でシュシュを配りきるほどの手芸スキルを披露し、視聴者を驚かせました。
まとめ
今回は、伊藤かずえさんの若い頃に焦点を当て、デビューから大ブレイクまでの軌跡を詳しく解説してきました。
10歳でのデビューから始まり、『不良少女とよばれて』での大ブレイク、そして90年代まで続く活躍と、伊藤さんの若い頃は輝かしい成功の連続でした。
演技力はもちろん、多彩な趣味や個性的なエピソードも、伊藤かずえさんの魅力を一層引き立てています。
80年代、90年代を代表する女優として、今なお多くのファンに愛され続ける伊藤かずえさん。
彼女の若い頃の活躍を振り返ることで、その魅力を改めて感じることができたのではないでしょうか。
これからも伊藤かずえさんの活躍に注目していきたいですね。
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